Adobe Flash Playerのサポートが昨年末に終了した。数箇月前から、時折PCの起動時にアンインストールを推奨するダイアログが表示されるようになっていたが、かねてからの予告通り、2021年1月12日からはブラウザ上でのFlashコンテンツの再生がブロックされるようになった。
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そろそろ Adobe の Flash も年貢の納め時のようでChromeもこの秋からFlashコンテンツをすべてデフォルトで無効化するとのこと。今更プラグインの時代でもないので当然の流れだが、当ブログの Amiga Megademo Theatre の動画コンテンツは、総て Flash ベースなので観られなくなって困る人もあるいはいらっしゃるかもしれない。
という訳で、以前から試験的に一部のコンテンツを HTML5バージョンでも公開して来たのだが、動画品質に一通りの目処が立ったので、今後は少しずつ対応コンテンツを増やして行くことにする。
既に、CRIONICS/SILENTS の Hardwired とWildfire の TEKK-NO については、暫定的に公開しているが、これらについても品質を向上した動画に差し替えておいた。
今回は、新たに Spaceballs の State of the Art のHTML5版を公開することにする。
少し前からAdobe flash playerに「保護モード」なる機能が実装されて以来、Firefoxとの相性が最悪とのこと。確かに、ブラウザを最新版にアップデートしてからこのかた、クラッシュばかりして、まともに動作しない。
個人的趣味で構築したAmiga Megademo Theaterの動画もFirefoxでは見ることができなくなった。世の中にあまた存在しているFlashコンテンツのためにも、Adobeには猛省を促したいが、他方、HTML5でビデオの標準規格が定まりつつあることを考えると、そろそろflash playerも年貢の納め時という気もしている。
そんな訳で、Flashムービーを変換してHTML5のvideoタグを用いて再生してみることにした。
最近、Polarod関係の投稿ばかりが続いているので、初心に帰って、AMIGAのMegademoのムービーを投稿。このところの猛暑に因んで、BudbrainのAFRICA。1990年リリースのこの作品だが、五部構成のなかなか凝ったものとなっている。
ただし、コンポーネント類は強化されている。とりわけ、ビデオプレーヤーのコンポーネントが標準で用意されているのは便利だ。ほとんどコードを書かなくても、単純なビデオ配信のプログラムはGUIだけでもできてしまう。
ただ、これをそのまま使うのは芸がないし、少しお化粧もしたかったので、AMIGAのメガデモ動画再生用のプレーヤーを移植してみた。これまでアクションスクリプトであれこれ書かなくてはならなかったのが、標準コンポーネントの配置とプロパティのセット、関数の追加、スタイルを記述したスクリプトの作成だけで、上記のような、そこそこまともなのができてしまう。
以前にも取り上げた有名なメガデモ「KGB HIT FIDO」だが、実は、この作品はFD二枚組なのであった。
しかし市販のCDには、何故か一枚目だけしか収録していないものが多い。事実、私の所有する17bitのCDにも一枚目だけしか見当たらない。
「Amiga 500 3D Graphics Demo」というタイトルだけを見ると、誰しもレガシーAMIGAのメガデモだと思うだろう。だが、これはフェイクなのである。
作者は「rockstar0815」という人物で、YouTubeで公開されているのだが、あたかも1980年代後半のメガデモのスタイルそのものだ。
Unionの「Braincell」。1995年リリースだから、最後期のOCS対応デモだ。
この作品は、AGA対応がメインで、OCSでも動作するという過渡期の作品なのである。従って、AGAモードで鑑賞した方が、滑らかで高解像度なのだが、レガシーAMIGAデモを専門に扱う当HPでは、敢えてOCSモードで掲載することとする。