日本語フォントを搭載していない洋物ののPOSプリンターでも、Microsoft Wordなどを用いてイメージデータとして文書を出力することができた。それはそれで良いのだが、ここまで来ると、どうせなら日本製のPOSプリンターを用いてプリンター内蔵フォントを使った出力がしてみたくなるというのが人情だ。などと思うこと自体、かなりギークな発想なのだが。
ところが、日本製のPOSプリンターは意外なほど高価である。定価が3万円以上するのが当たり前で、中には5万円以上するものもある。たかがPOSレジ用のサーマルプリンターなのに、この値段では手が出ない。そもそも「Poor man's」というところに惹かれてこの道に踏み込んだので、初心忘るべからずである。
そんなことを考えながら、ヤフオクで中古の出物を漁っていると、新古品のポータブルサーマルプリンターが千円台で売られていたので、これを入手することにした。この業界では有名らしい三栄電気の「BLM-58」という機種で、2009年には製造停止になっている。
新古品のPOSプリンター。「PP0144」というシールが貼ってあるが意味は不明だ。
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