TZ-Artistic expired(IMPOSSIBLE INSTANT LAB)

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フィルムの劣化がかなり進んでいるので、感度が落ちているようだ。そこで思い切って3800msに設定をしてみると以下のような結果となった。

20130813b.jpg
20130813c.jpg
コントラストは低いものの、まずまずの描写だ。全体に緑がかっているのは、このフィルムの特性である。温度管理されたフレッシュなフィルムで撮影しても、時間の経過とともに緑色が強くなってくるのだ。

色調は別にして、少しねむい描写なので、IMPOSSIBLE INSTANT LABの編集機能を使って、コントラストを上げた上で同じ露光時間で撮影すると以下のようになった。

20130813d.jpg
濁った緑色がかった色調と、強いコントラストが入り混じって何とも言えない不思議な描写になった。実写ではこうした微妙な調整は難しいだろう。デジタル画像データをアナログフィルムに焼き付けるという少し屈折した手法ならではの楽しみ方だと思う。

ところで、IMPOSSIBLE INSTANT LABのバージョンアップが行われて、PX70シリーズの標準露出時間がメニューで選択できるようになった。

Img_0020.png
PX70はISO125と言われているが、1250msという露出時間がどうやって決められたのか興味のあるところだ。


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