真夏の猛暑下で常温保存したPX680の2パック目を使ってみた。
被写体によっては、味わい深い描写になるようだ。暖色系の発色は鈍いながらも渋い雰囲気になる。
現像ムラの出るのは相変わらずだ。購入直後のフレッシュなフィルムで撮影した以下の写真と比較すると、全体的にコントラストが下がっているのが歴然だ。
やはり鮮度の良いうちに使うのが正解ということらしい。
建設用の猫車を撮影したが、真っ赤なホイールが紗を通してみているかのような眠い描写となった。
暖色系の被写体を撮影すると、まるでモランディの形而上絵画のような印象だ。
そして前回と同じく、青空の描写は駄目である。因みに、同条件で保存されていた。TZ-Artisticで青空を撮影すると、以下のようにそれなりの描写となる。
こちらは緑がかってはいるものの、個人的には好ましい色調だ。それに、撮影後の遮光が必要ないという手軽さもある。保存条件が今一つだが、手元にはまだ数パックのTZ-Artisticが残っているので大切に使いたい。
コメントする