二箇月ほど前にPX680FFで撮影した写真を改めて眺めてみると、色調が微妙に変化していた。
かれこれ三ヶ月前に撮影したものをスキャンしてみたが、以下の撮影一週間後のものと比べても、目立った違いは認められない。
実は、この日は快晴の空に、真っ白な雲が浮かんでいたのだが、どちらも見た目の再現性という点では、全くと言って良いほと異なっている。澄んだ青空の色調は、どちらかと言うと、撮影一週間後の画像に近い。
二箇月ほど、乾燥ケースにも入れず、室温で箱の中に入れて保存していた、上記の状態は、彩度というか濃度が上がって、少しシアンかぶりしているが、これはこれで絵画的な印象で、悪くない。
IPの最初のカラーフィルムであるPX70FFは、時間が経つと緑かぶりするという問題があったが、PX680FFの方は、若干のシアンかぶりはするが、PX70FFほどの変化はないようだ。
因みに、間接光で撮影した被写体の場合には、さほどの変化は認められない。
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