IPのPZ600フィルムの試写をしてみた。
このモノクロフィルムは、撮影時の温度条件が厳しく、17?24度Cと指定されている。そこでまずは、できるだけこの条件に近づけるべく屋内で撮影を行ってみた。
とは言え猛暑日の続く日本の夏では、屋内とは言え、この条件を満足するのは一苦労だ。エアコンを最強に設定して何とか25Cまで気温を下げる。また、光線条件を一定に保つために、ProCamに等倍接写ボックスを装着して、ストロボ光撮影をした。気温が上限値を少し上回っているせいか、ややセピア調だが、まずまずの結果である。
この条件では安定した結果が得られる。等倍接写ボックスを用いた場合、光源はストロボに限定されるので、常に一定なのである。
次に、クローズアップレンズを装着してストロボをOFFにし、アベイラブルライトで撮影。温度がやや高めなので、カメラの露出計受光部にNDフィルタを装着して、意図的にオーバー気味にしてみた。結果は、ややハイキーながら、これはこれで満足できる。
続いて、屋内でストロボ撮影をしてみたのだが、これは失敗。室温が29度Cと高かったのでNDフィルタでオーバー気味の露光を行ったつもりが、暗い感じになってしまった。屋内が薄暗かったので、プログラムAEがストロボ光だけで露出を調整してしまったものと推察される。つまり、結果としてISO600相等の露光となったのだろう。
猛暑(33度C)の屋外で、撮影すると、NDフィルタによる補正がバランス良く効いているようで、まずまず正常な結果が得られた。最初の屋内での撮影よりもセピア調にならず自然な感じだ。カメラ側の設定でも2/3分だけプラス補正をかけている。(ProCam等のSpectraシリーズでは、これが上限)
露出計の受光部にNDフィルタを装着して意図的に露出過多にすることにより、温度による濃度の上昇分を相殺するというテクニックが功を奏しているようだ。
ただし日陰では、もう少しプラスに補正をかけたい感じだ。やや暗い感じである。
という訳で、日本の猛暑の屋外でも適切な露出補正を行えばPZ600で撮影が可能だということが実証できた。本来の温度条件下で撮影した場合に最も良好な結果となるのは当然だが、これはこれで面白い写りだと思う。
このモノクロフィルムは、撮影時の温度条件が厳しく、17?24度Cと指定されている。そこでまずは、できるだけこの条件に近づけるべく屋内で撮影を行ってみた。
とは言え猛暑日の続く日本の夏では、屋内とは言え、この条件を満足するのは一苦労だ。エアコンを最強に設定して何とか25Cまで気温を下げる。また、光線条件を一定に保つために、ProCamに等倍接写ボックスを装着して、ストロボ光撮影をした。気温が上限値を少し上回っているせいか、ややセピア調だが、まずまずの結果である。
この条件では安定した結果が得られる。等倍接写ボックスを用いた場合、光源はストロボに限定されるので、常に一定なのである。
次に、クローズアップレンズを装着してストロボをOFFにし、アベイラブルライトで撮影。温度がやや高めなので、カメラの露出計受光部にNDフィルタを装着して、意図的にオーバー気味にしてみた。結果は、ややハイキーながら、これはこれで満足できる。
続いて、屋内でストロボ撮影をしてみたのだが、これは失敗。室温が29度Cと高かったのでNDフィルタでオーバー気味の露光を行ったつもりが、暗い感じになってしまった。屋内が薄暗かったので、プログラムAEがストロボ光だけで露出を調整してしまったものと推察される。つまり、結果としてISO600相等の露光となったのだろう。
猛暑(33度C)の屋外で、撮影すると、NDフィルタによる補正がバランス良く効いているようで、まずまず正常な結果が得られた。最初の屋内での撮影よりもセピア調にならず自然な感じだ。カメラ側の設定でも2/3分だけプラス補正をかけている。(ProCam等のSpectraシリーズでは、これが上限)
露出計の受光部にNDフィルタを装着して意図的に露出過多にすることにより、温度による濃度の上昇分を相殺するというテクニックが功を奏しているようだ。
ただし日陰では、もう少しプラスに補正をかけたい感じだ。やや暗い感じである。
という訳で、日本の猛暑の屋外でも適切な露出補正を行えばPZ600で撮影が可能だということが実証できた。本来の温度条件下で撮影した場合に最も良好な結果となるのは当然だが、これはこれで面白い写りだと思う。
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