先週は、Polaroid Pronto! RFにEdge Cut Film SX-70を装填して撮影したのだが、同じ場所を撮ってみた。天候の違いがあるので、厳密に比較することはできないが、以下に示すように、Edge Cut Film というのは、かなりのクセモノであることがわかる。
見ての通り、伊達や酔狂で「Artistic」を名乗っている訳ではない。それにしてもあまりの違いに驚かされる。期限切れの上に、Edge Cut ということで、あえて品質の悪い材料の端部を用いているのが効いているようだ。個人的にはこれはこれで気に入っているのだが、一見しただけでは何が写っているのかさえ理解不能なことは確かだろう。
ちなみに、本来ならば600フィルムを使って比較すべきだろうが、昨今同フィルムがいよいよ払底してしまっており、期限切れであってもとんでもない高値で取引されているので、買う気にならないのだ。代わりにFuji Instax miniを利用したのだが、さすが国産の現行品である。発色も解像度も優等生だ。LOMO LC-A INSTANT BACK+ など使わなければ、申し分のないマトモな写真になったことだろう。
以下に、二枚ほど掲載しておく...
なにやら黄色味が強い写真だが、日よけの黄色いスクリーンごしに日光が射しているのだ。
このようなコントラストの強い光線条件下でもそれなりに撮れてしまうのが、立派と言えば立派だが、意想外の面白さはない。
Fuji Instax mini の発色の良さと解像度の高さを再確認した結果となった。IPのポラロイド用カラーフィルムの復元も間近とのことだが、やはりフィルムが安定して供給されるというのは、大切なことだと思う。保存状態もわからない期限切れのフィルムを大枚はたいてオークションで落札する気にはなれないものだ。
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