LSDの「JESUS ON-E'S」。それにしても、これでもかと言うばかりの長尺物だ。880KBのフロッピー2枚に何と約26分の動画と映像が収録されている。自動繰り返しスタイルのデモを別にすれば、エンドタイトルが表示されるデモとしては、十指に入る長さだろう。(因みにエンドタイトル自体も、「スターウォーズ」並みに延々と流れるので、カットしてある)さすがにここまで来ると、フラッシュムービーに圧縮変換しても100MB超のサイズになってしまう。作品内容についても、公表当時から毀誉褒貶が半ばしていたように思う。
かれこれ15年前のことだが、インターネット黎明期に、会社のUNIXワークステーションを用いてアメリカのftpサイトにアクセスして、何と半日近くかけてこの2枚のFDのDMSファイルをダウンロードした。それを、当時の国民機であったPC9801にLAN経由で転送し、98フォーマットのFDに格納したものを自宅のIBM互換機に装着されていた3.5インチの3モードドライブを用いて、いったんHDに取り込む。これをファイル分割して、720KBのIBMフォーマットのFD二枚に格納した後、「CrossDOS」というAmigaのユーティリティソフトを用いて、A500のRAM上に読込み、シェルコマンドで、ファイルを結合した後、AMIGAフォーマットのFDを作成するという説明するだけで目眩がするような手間暇をかけて、やっと鑑賞した記憶がある。当時のAMIGA専門誌(当然英語)を読むと、こうした「裏技」を使ってまで見たいという気持になったものだ。
長尺物なので、映像の圧縮率を高めに設定してある。そのため映像品質は今一つで、若干の音ズレがあるが、そこはご愛敬ということで。
【2020年7月の追記】
Adobe Flash Player のサポート終了に対応して AMIGA megademo theater のフラッシュムービーを順次mp4化している。最初の動画を投稿した2008年当時と比較するとインターネット回線の帯域もレンタルサーバーのディスク容量も飛躍的に大きくなった。そのため全画面表示でも鑑賞に耐える品質の動画を目指すことにしたが、これだけの長尺物となるとファイルサイズが1GBを超えてしまう。
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