ACCURACY "ISTANBUL" DEMO

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今月は、猛暑のせいもあって、持病が悪化した上に、個人的にもあれこれストレスフルな事情があったので、ブログの更新もすっかりご無沙汰であった。そんな状態でも、このブログを覗きに来る酔狂なネットワーカーも結構いるようで、先日はトルコからのセッションがあった。
そんな訳で、今月最終日の更新として、トルコ産MegademoのACCURACY作の「Istanbul」というデモを紹介しておく。グラフィックス的には、大したことはないが、エスニックな雰囲気のBGMが気に入っている。

さて、このデモの最初の画面に出てくる「X-COPY」について少々。これはAMIGAをユーザーには有名なディスクコピーツールである。ゲームやメガデモのように、通常のワークベンチに搭載されているコピー機能では、複製できないFDであっても、これを使えばまず100%コピー可能だ。私も随分お世話になったものだ。それにしても、たかがコピーツールながら、デザインがやたらマニアックなのが面白い。IBM互換機用の同様のツールなんか、コマンドラインで、パラメータを指定するという実に素っ気ないものだった。まあ、著作権法なんていうせせこましいものが大手をふるってまかり通っている現在からすると、何とも問題の多いツールであったことは確かだが。

ところで、このメガデモのタイトルは、「Istanbul」だが、個人的には、この都市にはとても深い思い入れがある。学生時代に初期キリスト教考古学を専攻していた者にとっては、この都市は、ビザンチン帝国の帝都「コンスタンチノポリス」として、ハギア・ソフィアを初めとする数多くの教会堂建築の宝庫なのだ。かれこれ四半世紀も前に、この都市を訪れようと計画したことがあったのだが、出発直前に軍事クーデターが発生し機会を逸してしまった。それ以来、今に至るまで彼の地の土を踏んだことはない。もっとも、若い頃から飛行機嫌いな私には、今更同地を訪れる気にはなれないというのが本音だが...。あの時、クーデターなど発生しなければ、若気のいたりで同地を訪れていたと思うと、ちょっぴり残念な思いがする。

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