「ベロウソフ・ジャボチンスキー反応(Belousov Zhabotinsky reaction)」のシミュレーション。詳細については、「Zhabo-c(CAM-PC)」のFORTHソースコードを参照のこと。 このCAM-PCのルールテーブルには、三種類のものが用意されているが、ここで紹介するのは二番目のもので、生成される渦巻き状のパターンが角ばっているのが特徴である。
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「ベロウソフ・ジャボチンスキー反応(Belousov Zhabotinsky reaction)」のシミュレーション。詳細については、「Zhabo-c(CAM-PC)」のFORTHソースコードを参照のこと。 このCAM-PCのルールテーブルには、三種類のものが用意されているが、ここで紹介するのは一番目のもので、生成される渦巻き状のパターンが細かいのが特徴である。
有名な樹状突起のセルオートマトン。ランダムウォークをする緑色の粒子が、青色のセルの近傍に入ると青色に変わり固定される。菌類を思わせる樹状突起の成長過程が興味深い。総てのセルが固定されて終局状態に至るまで約7000ステップを要する。
2次元格子上のセルートマトン。ルールは少々複雑だが、4つの四角形が弾力的な伸び縮みを繰り返しながら次第に有機的なパターンに変わっていく様子が興味深い。時間的にリバーシブルなので、6000ステップで反転させて初期状態に復帰させている。全体で約12000ステップにおよぶ長大な状態遷移である。
名前の通り小さな生物(critter)を思わせるセル構造が上下左右に移動するというシミュレーションである。初期状態のランダム配置が沸き立つような明滅を繰り返し、周囲に多数の「移動体」を放出する。これらが他のセル構造と干渉して方向転換をしたり、振動型セル構造に変化したりする様子が興味深い。どことなく蜂の巣を思わせるところがある。
ライフゲームのルールを少し変更したセルオートマトン。一世代前のセルの状態を加味したルールになっている。
被食者と捕食者のシミュレーションである。
ルールはやや込み入っているが、要点を言えば、捕食者と隣接せず、かつ被食者と隣接するブランクセルには、50%の確率で被食者が誕生し、一世代(1サイクル)で消滅する。捕食者は、隣接する被食者を「食う」ことによって誕生し、その寿命は不定である。この条件に、「死」のルールが適応され、被食者は、50%の確率で、捕食者は20/512の確率で死亡する。
World of Cellular Automataに掲載した「Zhabo-c」へのアクセスが意外に多いので、エンドレスバージョンを投稿しておく。
「ベロウソフ・ジャボチンスキー反応(Belousov Zhabotinsky reaction)」のシミュレーションである。CAM-PCには、4枚のビットプレーンが存在するが、それらを総て使ったやや複雑なルールとなっている。(詳細については、末尾のソースを参照)
上記の化学反応は、20世紀中葉に発見された振動的化学反応で、溶液中の物質の濃度が周期的に変動することにより特異な色彩変化を生ずるというものだ。
CAM-PCのルールテーブルには、三種類のものが用意されているが、ここで紹介するのは三番目のもので、上記の化学反応との視覚的類似性が最も高いとされている。
なお、実機で動作させた場合にモニタに表示される色とムービーの色とは通常は出来るだけ揃えているのだが、これに限っては意図的に変えてある。理由は、CAM-PCのカラーパレットの制約上、実機での表示色が全体的に鈍い印象であることと、当時のスパコンでのシミュレーション画像が、サイケデリックで強烈なインパクトを感じさせるものだったので、当時を偲んでその色彩を再現したかったからだ。また、シミュレーションのスピードも実機の約1/5に設定した。最高速ではセル空間の状態遷移の様子が良く判らないからだ。